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『モンスターがスターになる時代』

「なんとなれば死者はすみやかに旅をする」。ヴァンパイア(吸血鬼)のルーツは臭く汚れてぼろ布をまとい醜かった。しかし現在では美形で色白痩身、シルクハットのスターである。忌避と困惑と恐怖から、憧憬と羨望と娯楽へと受容が変わったのだ。吸血鬼伝承が成立して以来、何がどう捻れたのか。歴史が棺に封じ込めきれなかったものはなにか。ヴァンパイアという架空の生き方を通じて、西洋近代化の流れと宗教観の変化を追っていく。

2011/7/21(木)
会場:大阪市立総合生涯学習センター 第1会議室
講演:19:00〜21:00

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