メニュー 閉じる

『人工の天使とイタリア文化』(再演)

オペラ文化華やかなりし頃、イタリアにはカストラートと呼ばれる両性具有の“歌姫”が存在した。大人の胸郭に変声期前の子どもの高音域を備えた最強のスター。モーツァルトも夢中になったというバロックの花形だが、実際はおぞましい身体加工でつくられた者たちである。不具を福に転じるためにどれほどの代償が必要だったのか。神に背くような身体を得た者が神を称える賛美歌を歌っていた時代…、バロックの時代のイタリアの宗教観や風俗、当時のオペラ座の実態も交えつつ、その光と闇に迫る。
(7/9大阪公演の再演)

2011/10/15(土)
会場:東京都現代美術館 第2研修室
講演:11:00〜13:00

関連記事