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『静物という遺物〜ヴァニタス画の背景』

バロック時代の華やかさの影で、北方ではヴァニタス画(虚栄画)という一連のダークな静物画がたくさん描かれる。モチーフは髑髏、砂時計、蝋燭、熟れた果実、朽ちた花、貝殻、ランプ、コイン…。いずれも生命のはかなさや現世のむなしさを象徴するような静物が集積した絵画群である。こうした絵画がなぜフランドルやネーデルラント方面に多いのか、そこにはいかなる死生観と宗教、文化、事情が絡んでくるのか。現在のちょっと意外なオランダ事情なども交えて概観していく。
(7月31日高槻でのゲストライブのアレンジ版)

2012/01/08(日)
会場:東京都現代美術館 第1研修室
講演:14:30〜16:30

※第1研修室は机のご用意がなく、メモ台付き椅子になります。ご不便をおかけいたしますがご了承ください。

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