古代から19世紀末までのヨーロッパの美術史の流れを3時間ほどで駆け抜けるという、極めて行儀の悪い試みです。
長い間禁じ手としてそういう手法を避け、様式や主義(ism)で区切りながら細密に時代を追った美術史のライブツアーを半年か一年かけて反復してきました。それを踏まえたうえで、いまこの速度ではじめて掴めるダイナミックな全体像もあるのではないかと予感します。細部が漏れることを恐れず、とにかく美術史という大河に足がかりとなるロープを渡してみたいと思います。一枚の歴史的な絵画の向こうにその時代の文化や学問の奥行きが見てとれるようになると、美術鑑賞は豊かな体験になることでしょう。平面が立体的に、小さな滴(glob)が包括的(global)に、美術史の見方がわかると見え方がかわる…かもしれません。
「学び舎たがわ」主催のゲストライブになります。
2019年5月26日(日)
開場:13時30分
講演:14時~17時
会場:高槻現代劇場 会議室306号室
チケット代は1500円、終演後ご希望の方は懇親会(3000円程度)があります。懇親会参加ご希望の有無もお知らせくださいませ。
第3回「学び舎たがわ」学習会
講演内容:『超高速 ヨーロッパ美術史』
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※スクエア54主催以外のゲストライブになります。