『AT ART』煩悩の呟き アート編 残 部 僅 か
過去10年にTwitterでつぶやいてきた短文のなかからアート(芸術)系にかかわるものを108ページの小冊子にまとめました。アフォリズムというほど美しいものではありませんが、届けたい意味を持った拙いフレーズの欠片たちです。収録にあたって取捨選択した上で、文字数を増やしたり削ったり、分割されていたツイートを一つにしたり、すこし鑿と筆をくわえた箇所があります。web上の短文投稿サイトであるツイッターはわりと思いつきで臨場感がいのちの部分があるのですが、紙媒体にするときにそれが要請してくる客観性を調整する感じでしょうか。しかし、Microsoft Wordだけを使った最低限の技量でレイアウトし、ハサミと糊で切り貼りしたものを家庭用プリンタでコピーして切って綴じるというローテクな紙束に許されるであろう主観性や「いい」加減さをあえて残した、きわめて私的なものです。ツイッターは私にとって、上限140文字という窓枠のなかにいかに文字で絵を描くか、文章書きの文字遣いとしてのとてもいいジムであり言葉の実験場でもありました。
この冊子は2020年春、会報に十分なコンテンツを得られなかったコロナ禍の際、スクエア54会員に会報「36½」号として代替的に郵送させていただいたものです。ご希望があれば非会員の方にもお届けできます。
これは「アート系」ですが、今後「言語系」「学術系」のものをまとめる準備もございます。
A6版(葉書サイズです)108頁
文章のみ、モノクロ、製本テープの色が変わる場合があります。
2020年「初版」
価格:690円(送料110円)