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ゲストライブ

猛暑のなかを昨日の「第9回芸術学の学習会」に来場してくださった皆様、ありがとうございました。
また、いつもこの会を支えてくださっている幹事の皆様に、心より御礼申し上げます。
「ありがとう」の気持ちが強くなればなるほど、それは言葉などではとても伝えきれないので、結局は「生き方」で返していくしかないのだと思っています。言葉を尽くすことを生業としているぶんだけ、言葉にならないことも身体感覚で実感します。この場合は、いいライブ(講義)をしていくことで、少しでも報いていければと思います。
何を「いいライブ」とするかは、お客さんによって違います。
何十人何百人に向かってマイクで話していても、ひとりひとりのお客さんがまるで自分だけに向けて語られているように聴いていただけるライブができれば一番いいのですが、現実にはそうはいきません。
ソツのないライブや誰からも文句のでない講義は実際可能です。できます(断言)。
ただ、リスクがあっても、賛否両論でも、一部の人に嫌われても、私は誰か特定の人を揺さぶるようなライブを、したい。
非人称匿名者や三人称複数でなく固有の一人称単数と対峙するような。
5段階評価で全員が3をつける講義と、半数が1をつけ半数が5をつける講義なら、平均値が3で同じだとしても、迷わず後者を取ります。
そうじゃないと面白くない。致命的に飽き症なので、つまらないことやラクラクできることやイヤイヤやることに耐えられません。流れがあらかじめ決まっていて読めていて何の障害もなくて、つまずくことも詰まることもない人生なんて文字通りつまらない。
当然失敗も多いし、転けるライブも多いです。本当に申し訳ないと思っています。
大学の教壇に立って15年、千を越えるライブのなかで過去にいくつも恥ずかしいライブをしてきました。
♪悔しい夜を眠れずに過ごしてきたよ…
(…笑。TMRさんの♪Twinkle Million Rendezvous。いつもファイナル終わったら聴く…。)
夕べも結局あまり眠れなかったのですが…笑、何かしら皆さんのなかにテイクアウトしていただけるものがもしあったら、本当にしあわせです。それで十分です。
CIMG3308.JPG 8月5日、I 氏撮影。客席切り取ってぼかしましたが大丈夫かな。

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