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ゲストライブ『ゲンダイ美術 デュシャン以降』

【あらすじ】20世紀初頭、フォビズムが形を、キュビズムが色を、モノから解放したばかりに現代美術は大変なことになった。マティスとピカソが開けてしまったパンドラの箱から、わけのわからない抽象画やハコが置かれただけのミニマルアートや、文字が書かれた だけのコンセプチュアルアートや、コーラの瓶が描かれたポップアートや、ガラクタをくっつけたネオダダや、色んなものが飛び出した。新しい大国アメリカという国が芸術に参戦したことで20世紀美術は大きく局面を変える。不毛の現代美術に「希望」はあるのか。現実の猛威や電脳の津波の前に、美術はそれでもチカラたりえるのか。セザンヌのリンゴは、いわばゲンダイ美術におけるアダムとイブのリンゴとなった。そしてマティス、ピカソから怒涛の流れははじまる。シュルレアリスム以降、ポロック、ジョーンズ、ウォーホルなどアメリカを中心としてゲンダイ美術は はなばなしく展開するが、その行方はどうなったのか。時代背景、国柄、そして哲学思想と交流させながら、ゲンダイ美術がいわば 建築的思考を失ってゆく過程を概観する。

「芸術学の学習会」主催のゲストライブになります。

2012年11月24日(土)
会場:高槻現代劇場
作・演出・語り手:田川とも子
出演:セザンヌ、マチス、ピカソ、ロスコ、ポロック、ウォーホル等々
特別出演:ニーチェ

第10回「芸術学の学習会」記念公演
講演内容:『ゲンダイ美術 デュシャン以降』(一幕二場)

※スクエア54主催以外のゲストライブになります。

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