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『19世紀末という祝祭』

 世紀末、といえばそれだけで19世紀末のヨーロッパ文化の風潮を指す。アールヌーヴォーに象徴主義、官能と頽廃と幻想と死の影。クールベの写実主義に棹さすように増殖する装飾的な要素と、精神的内奥への侵攻。ミネルヴァのふくろうの華麗な飛び立ちと、「神の死」により開くパンドラの箱の様相をいくつかの具体的作品を見ながら考える。ある意味で、芸術が”健康的”なものでなくなった時期、と言えるかもしれない。”世も末”の行く末を、芸術を中心に眺める。

2014/01/24(金)
大阪市立総合生涯学習センター第7研修室 19:00〜21:00 [ 終了致しました ]

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