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『ルネサンス以降バロック未満〜マニエリスムという”ヘルニア”』

マニエリスムの絵画はルネサンスの尊厳を冒した故に可笑しい(笑)。硬質なルネサンスと糜爛するバロックの間のひずみにできた蛇状曲線(フィグーラセルペンティナータ)、それがマニエリスム。マンネリズムと呼べば蔑称になるが、ルネサンスが打ち立てた遠近法という”型(マニエラ)”が本当らしさのための虚構であることを暴いた”型破り”がマニエリストたちだった。彼らが力技で、しかも優美に規範をねじ曲げた証拠物件を検証したい。偉大なるルネサンスとバロック美術の狭間にあって、16世紀後半のわずか半世紀のイズムとして再評価されているマニエリスムの美術や建築や文化を掬い上げる。

2013/09/04(水)
会場:大阪市立総合生涯学習センター 第6研修室
19:00〜21:00

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