とかくキテレツで難解なイメージのある現代美術にアレルギーのある方も多いだろうが、その責任の一端はマルセル・デュシャンという極めて魅力的な男にある。現代美術のすべてはデュシャンからはじまりデュシャンに尽きると言っても過言ではない。謎めいた作品や晦渋な発言にふさわしいデュシャンの美しき生涯を辿ってみたい。デュシャンが提唱したように、網膜以外で美を感知することができれば、現代美術が恐くなくなるどころか美術の可能性は無限に広がるだろう。
(高槻のゲストライブのリメイク)
2012/07/01(日)
会場:東京都現代美術館 第二研修室
14:30〜16:30