フォビズムが形を、キュビズムが色を、モノから解放したばかりに現代美術は大変なことになった。マティスとピカソがパ開けてしまったパンドラの箱から、わけのわからない抽象画やハコが置かれただけのミニマルアートや文字が書かれただけのコンセプチュアルアートやコーラの瓶が描かれたポップアートやガラクタをくっつけたネオダダや…、色んなものが飛び出した。
新しい大国アメリカという国が芸術に参戦したことで20世紀美術は大きく局面を変える。不毛の現代美術に「希望」はあるのか。現実の猛威や電脳の津波の前に、美術はそれでもチカラたりえるのか。現代美術を概観する。
2012/07/13(金)L
会場:大阪市立総合生涯学習センター 第2会議室
19:00〜21:00